あなたの失業保険について解説を行います。

失業給付の手続前に支給内容の概要を把握しておきましょう。

退職前に注意しておくこと

妊娠、出産をきっかけに退職しても、失業保険は働ける状態の人が働く意志を持っていないと受け取れません。

その為、あなたの場合は会社を辞めずに会社を休業される事をお勧めします。

切迫早産や妊娠悪阻(つわり)など、妊娠中の異常で会社を長期に休んで入院・自宅療養する場合や、出産・育児などで会社を休業する場合は会社からの給与が発生しないケースが多いですが、会社に在籍しながら休業している場合は傷病手当金、出産手当金、育児休業給付金等の申請ができます。

まずは会社に妊娠した事を報告して、社会保険の各制度の利用について確認しましょう。

また、会社の上司などはそういう制度の存在すら知らない可能性もありますので、その場合は自分で妊娠・出産に関連した各制度について把握した上で相談する方が良いかもしれません。

以下の失業保険関連の解説は、それでもあなたが退職して働ける状態となった場合の失業保険についての解説となります。

離職内容

性別
女性
年齢
35歳
都道府県
東京都
雇用形態
正社員
退職理由
妊娠、出産のため退職
月給
300,000円
雇用保険加入期間
10年以上20年未満
退職日
未選択
失業給付の手続日
2016年07月08日(金)

あなたの入力した上記の条件で失業給付の手続きを行った場合、失業保険は以下の給付内容になることが予想されます

失業保険の支給概要

離職分類
特定理由資格
給付制限
無し
所定給付日数
240日
基本手当日額
5,705円
総支給額
1,365,186円

早期再就職するメリットと注意点

あなたの失業保険の支給スケジュールを見て分かるように、退職理由が「妊娠、出産のため退職」の場合は受給手続日から約1ヶ月後に失業保険の振込みが開始されます。

また、早期に再就職すると再就職手当として、まとまった金額が一括支給されるので積極的に再就職に向けて行動することをお勧めします。

再就職手当の具体的な金額としては、もし、あなたが失業の認定を受けてすぐに再就職や起業・独立した場合は、821,520円が一括支給されます。

もちろん、失業保険の支給が開始されてから就職が決まっても再就職手当は支給されますが、失業保険が支給された分、再就職手当の支給金額は段々と少なくなっていきます。

給付日数が増える可能性について

被保険者期間(雇用保険加入期間)は、以前の離職時に失業保険をもらわずに退職後1年以内に就業して雇用保険に再び加入していた場合は加入期間が通算となるので、以前の被保険者期間も合算されます。

その場合は所定給付日数や再就職手当の金額も増える可能性がありますので、今回の勤続年数と前職の勤続年数を合算した勤続年数で再度シミュレーションを行ってみて下さい。

職業訓練を行った場合

公共職業訓練等に合格し受講する場合は、この計算結果の失業給付に加え受講手当として訓練を受講した日ごとに1日あたり500円が加算され支給されます。

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