あなたの失業保険について
あなたの失業保険について解説を行います。
失業給付の手続前に支給内容の概要を把握しておきましょう。
退職前に注意しておくこと
ハローワークで雇用保険の受給手続き(求職申込み)を行なった際、あなたの退職理由が「就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)」であると認められた場合は給付制限が無く給付内容が手厚い「特定理由離職者」となります。
「就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)」の具体的な内容としては、上司や同僚等からの故意の排斥、著しい冷遇や嫌がらせ(セクシャル・ハラスメントや妊娠、出産等に関するハラスメントを含む。)等、就業環境に係る重大な問題があったため離職した場合などです。
またハローワークへ持参する資料として、特定個人を対象とする配置転換、給与体系等の変更の嫌がらせが合った場合には、配置転換の辞令(写)、労働契約書などの提出を求められる場合があります。
もし、あなたの退職理由がハローワークから「就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)」と認められなかった場合は、失業保険の給付制限がある自己都合による退職(一般受給資格者)と判断されるので注意しておきましょう。
以下の失業保険関連の解説は、あなたの退職理由が「就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)」であると認めらた場合のシミュレーション結果です。
離職内容
- 性別
- 女性
- 年齢
- 31歳
- 都道府県
- 愛知県
- 雇用形態
- 正社員
- 退職理由
- 就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)
- 月給
- 200,000円
- 雇用保険加入期間
- 5年以上10年未満
- 退職日
- 未選択
- 失業給付の手続日
- 2016年09月21日(水)
あなたの入力した上記の条件で失業給付の手続きを行った場合、失業保険は以下の給付内容になることが予想されます
失業保険の支給概要
- 離職分類
- 特定受給資格
- 給付制限
- 無し
- 所定給付日数
- 180日
- 基本手当日額
- 4,739円
- 総支給額
- 853,020円
早期再就職するメリットと注意点
あなたの失業保険の支給スケジュールを見て分かるように、退職理由が「就業環境に係る重大な問題により退職(故意の排斥、いやがらせなど)」の場合は受給手続日から約1ヶ月後に失業保険の振込みが開始されます。
また、早期に再就職すると再就職手当として、まとまった金額が一括支給されるので積極的に再就職に向けて行動することをお勧めします。
再就職手当の具体的な金額としては、もし、あなたが失業の認定を受けてすぐに再就職や起業・独立した場合は、511,812円が一括支給されます。
もちろん、失業保険の支給が開始されてから就職が決まっても再就職手当は支給されますが、失業保険が支給された分、再就職手当の支給金額は段々と少なくなっていきます。
給付日数が増える可能性について
被保険者期間(雇用保険加入期間)は、以前の離職時に失業保険をもらわずに退職後1年以内に就業して雇用保険に再び加入していた場合は加入期間が通算となるので、以前の被保険者期間も合算されます。
その場合は所定給付日数や再就職手当の金額も増える可能性がありますので、今回の勤続年数と前職の勤続年数を合算した勤続年数で再度シミュレーションを行ってみて下さい。
個別延長給付の可能性について
あなたの離職内容の場合、個別延長給付の候補者になる可能性があります。
職業訓練を行った場合
公共職業訓練等に合格し受講する場合は、この計算結果の失業給付に加え受講手当として訓練を受講した日ごとに1日あたり500円が加算され支給されます。
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